新日鉄エンジニアリングは今春、食品廃棄物からバイオエタノールを生産するプラントを国内で初めて販売する。1日の処理能力は約10トンで、JASO規格に適合したエタノールを日量約500リットル、A重油相当の回収油を日量約700キロ製造することが可能だ。自治体や大手排出者への需要を見込む。
今回のプラントの実用化は、同社が新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託を受けて2005年度から5ヵ年計画で実施した『食品廃棄物エタノール化リサイクルシステム実験事業』の成果による。ごみ処理施設にこの設備を導入することにより、食品廃棄物を焼却処分せずに資源としてリサイクルできるため、焼却に伴うCO2の削減や効率的なごみ処理が行える。
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