バナナの茎をハンドバックに、食卓マットに-1月、展示会へ

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ラオスで作られたバナナ糸

多摩美術大学と国際連合工業開発機関(UNIDO)東京事務所は、展覧会「バナナ・テキスタイル・プロジェクト――地球の未来を創るデザインのちから」を1月18日から都内で共催する。

同プロジェクトは熱帯地方で年間18億トンものバナナの茎が大量に廃棄されていることに注目。それを利用した繊布を生産するシステムの構築と技術開発を目指し2000年に発足した。

これまでバナナ生産国への技術・デザイン支援の取り組みとしてバナナ・テキスタイルの研修のためのドミニカ共和国などの研修生を受け入れてきた。

ラオスでは農村に住む女性たちにバナナ繊維を使用した織物作りを指導。制作されたハンドバッグ(約900円)やプレースマット(小型の食卓マット、約400円)は首都ビエンチャンで開かれるハンディクラフトフェアや美術館で販売されている。

バナナに注目した理由について多摩美術大学テキスタイルデザイン研究室の高野紘子副手は「バナナ生産国の80%は開発途上国。大量廃棄されている茎を原料にした素材・技術開発を成功させれば、途上国の自立支援や環境保全に寄与できる」と説明する。

展示会では、これまでの活動の紹介やスズキ株式会社と共同開発したバナナ繊維を用いた自動車開発への提案も行われる。(オルタナ編集部=赤坂祥彦)

バナナ・テキスタイル・プロジェクト

 

2011年12月1日(木)11:14

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