房総半島の中南部をモデル地域に「サイクルツーリズム」事業を進める千葉県はこのほど、モデルコースやサイクリングマップ、サイクリングの途中に立ち寄れる「サイクルステーション」を整備し、12月1日から利用が可能となった。
サイクルツーリズムとは、自転車を通じて地域の観光資源を引き出して魅力化を図る取り組みのこと。サイクリングを楽しむ観光客が増え、繰り返し訪れることで地域の活性化につながる。広島県と愛媛県を結ぶ「瀬戸内しまなみ海道」を活用したサイクルツーリズム事業など、先進事例もある。
モデルコースは内容や走行距離に応じて初級・中級・上級を設定。サイクルステーションでは食事、水分補給、トイレ利用が可能で、駐輪スタンドのないスポーツ用自転車のための「サイクルラック」を整備。空気入れや工具も無料で貸し出す。(オルタナ編集部=斉藤円華)2011年12月2日