経済産業省原子力安全・保安院は4月30日、中国電力の島根原発1・2号機の保守管理に関する不備が明るみに出たことを受け、原子力発電所を設置する電力各社に対して保守管理の仕組みに問題がないか確認するよう指示した。
島根原発1・2号機では3月30日、定期点検漏れが123箇所あったことが中国電力の調査で明らかになった。保安院では4月30日までに設備の総点検や根本原因、再発防止策を報告するよう同社に指示したところ、点検漏れ箇所は506箇所、点検計画書の記載の誤りが1159箇所あることが判明した。同社では点検報告システムに問題があったことを認めている。