回転寿司の放射能、とりあえずは「セーフ」

(C) matsudon,giraffe.

環境NGOのグリーンピース・ジャパンは18日、市民からの要望が大きかった鮮魚、回転寿司、米の3品目を対象に行った食品放射能調査の結果を発表した。鮮魚と回転寿司は全てのサンプルが国の基準値を大きく下回り、米については35サンプル全てが検出限界値以下だった。

鮮魚は福島、東京、神奈川のスーパーマーケット8社を対象に調査を実施。16サンプル中、4サンプルから1キログラム当たり3.8~7.6ベクレルの放射性セシウムが検出された。回転寿司は東京と神奈川の大手4社(かっぱ寿司、スシロー、くら寿司、元気寿司)を対象に20サンプルを調査し、内1サンプルで同5.5ベクレルの放射性セシウムを検出した。

検査はいずれも5月下旬から約1か月間実施。グリーンピース・ジャパンの食品放射能調査は今回が6回目で、同NGOでは「今起きている食品の放射能汚染は福島第一原発事故が原因。消費者にも生産者にも影響を与えるこのような事態を引き起こさないよう、原発の今後について国に意見を送りましょう」とパブリックコメントへの参加を呼び掛けている。(オルタナ編集部=斉藤円華)2012年7月19日

グリーンピース・ジャパン 第6回食品放射能調査

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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