ニュージーランドの国民的農業祭、北海道で

農家が日頃から使う資材を用いた競技が用意されている

ニュージーランドで40年以上の伝統を誇る国民的大規模農業博覧会「フィールデイズ」が9月22日に北海道の当別町で開催される。

国際競争力の高い農家の育成を目指す創地農業21が主催し、2004年の初回から数えて今年で9度目の開催となる。

ニュージーランドでは、フィールデイズのために一年の照準を定め、新製品や新技術開発を行う農業関係者も多い。

日本では、農業や環境についてより身近に感じてもらい、有機農業に取り組む生産者と消費者を結ぶことやネットワーキングなどを目的としている。

創地農業21の小谷栄二代表は「日本の畜産は戦後、アメリカの穀物政策の中でコントロールされてきた。日本の農家は、世界で最も先進的なニュージーランドの牧場経営を学び、競争力を高める必要がある」とイベントの意義を語る。

当日は、羊毛の糸紡ぎ体験や長靴とばしオリンピックなどの参加体験型イベントなどが催される。一番の見どころは、ファームマーケットだ。生産者たちがこだわりの有機野菜や乳製品、二次加工品などを販売する。

当日は、天ぷら油を再利用した燃料で走るエコシャトルバスが学園都市線「石狩当別駅」と会場の間を運行する。(オルタナ北海道支局長=横山光紀)

フィールデイズ2012

昨年の様子

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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