韓国シンクタンク、東アジアCSR優秀企業30社を発表

韓国紙「ハンギョレ」系のシンクタンク「ハンギョレ経済研究所(HERI)」はこのほど東アジア(日本、中国、韓国)のCSR(企業の社会的責任)優秀企業30社「イーストアジア30」を選出した。環境や社会貢献、ガバナンス(企業統治)から総合的に評価した優秀企業にはアサヒビールなどの持ち株会社アサヒグループホールディングス(HD)、NECや中国銀行を選んだ。

HERIはフィナンシャル・タイムズの総合株価指数などから評価する日中韓の企業を選抜。3カ国のCSR専門家が環境や社会貢献、ガバナンスの3分野から評価、採点した。

環境貢献では温暖化対策や水の管理、社会貢献では労働安全、ガバナンスではリスク管理能力、女性役員の登用などが評価項目。3分野の採点結果で選ぶ総合優秀30社にはアサヒグループHDを含む日本企業20社が選ばれた。中国企業、韓国企業はそれぞれ5社が入った。

部門別30社に選ばれた主な企業は次の通り(アルファベット順)。

<総合優秀30社>
アサヒグループHD(日)、富士フイルムHD(日)、大日本印刷(日)、花王(日)、富士通(日)、NEC(日)、中国銀行(中)、チャイナコスコHD(中)、中国移動通信(中)、神華能源(中)、韓国電力公社(韓)など

<環境貢献優秀30社>
富士フイルムHD(日)、NEC(日)、富士通(日)、チャイナコスコHD(中)、中国移動通信(中)、現代自動車(韓)など

<社会貢献優秀30社>
アサヒグループHD(日)、中国銀行(中)、神華能源(中)、中国南方電網(中)、万科集団(中)など

<ガバナンス優秀30社>
イオン(日)、中国国際航空(中)、全日空(日)、アサヒグループHD(日)、中国銀行(中)など

(オルタナ編集部=橋木 公)

◆東アジア(日本、中国、韓国)のCSR優秀企業30社はこちらから

 

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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