マクドナルド、全米1万4千店でエコラベル導入

オクラホマ州カトゥーサにあるマクドナルド

米マクドナルド社は24日、水産資源の持続可能性を配慮した結果、米国内のすべての店舗でMSC(海洋管理協議会)認証の水産品を使用し、パッケージにMSCのエコラベルを付けて提供すると発表した。

全米で店舗展開をする外食チェーンがすべての店舗でMSC認証製品を提供するのは初めてのことだ。

MSC認証は、「海のエコラベル」として知られ、限りある水産資源を守るために、適切に管理され持続可能であると認められた漁業で獲られた水産物に付けられる。

米マクドナルド社では、フィレオフィッシュや新製品のフィッシュバイトにMSC認証のスケトウダラを使用する。2月初旬から米国内の約1万4千店舗に並ぶ予定だ。

米マクドナルド社のダン・ゴースキー上級副社長は、「MSC認証を取得することで、水産物のトレーサビリティを保証し、今後も美味しい商品を提供し続けられることを誇りに思う」とコメントしている。

マクドナルド社は、2003年に「グローバル持続的漁業方針」を開発し、2011年には欧州39カ国の約7千店舗でMSCのCOC認証(加工・流通過程の認証)を取得している。

日本マクドナルド広報部は、「今のところ日本でMSC認証を導入する予定はない」としている。(オルタナ編集部=吉田広子)

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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