
血液中のアミノ酸の状態を見てその人が病気かどうか検査する。こうした画期的な技術を、世界一のアミノ酸メーカーである味の素が開発。2011年春からは、早期がんの検査にも対応した健康診断支援サービスを開始した。
アミノ酸を切り口とする健康診断支援サービスを可能にしているのが、血液中のアミノ酸濃度のバランスを解析・指標化した「アミノインデックス技術」。これは味の素が世界で初めて開発したものだ。
人の血液中には、リジンやグルタミン酸、アスパラギン酸など40~50種類のアミノ酸がある。アミノ酸の濃度バランスは健康であれば、ほぼ一定になるようコントロールされているが、健康状態に変化が生じるとこのバランスが崩れるという。この特性を利用して、病気のリスクや体の状態を明らかにしようというのが「アミノインデックス技術」だ。
■ がんリスクを3段階判定