記事のポイント
- 脱炭素の潮流に合わせて、水素の燃料利用の可能性が高まっている
- 一方で水素は爆発しやすく危険であると考える人もいる
- そこで、水素とガソリンどちらが危険なのか比べてみた
水素は従来から工場などでは使用されてきたが、脱炭素時代を迎えて燃料としての用途が広がる可能性がある。今のところ、燃料電池車用の燃料として一部の乗用車やバスに利用されている。だが、将来は再生可能エネルギーを使って水を電気分解して製造した「グリーン水素」や発生したCO2を地中に貯留した「ブルー水素」が電力の貯蔵や、海外からの輸入のために使用されることも考えられる。(オルタナ客員論説委員/技術士=財部 明郎)