水素は本当に危険なのか、ガソリンと比較してみた

記事のポイント


  1. 脱炭素の潮流に合わせて、水素の燃料利用の可能性が高まっている
  2. 一方で水素は爆発しやすく危険であると考える人もいる
  3. そこで、水素とガソリンどちらが危険なのか比べてみた

水素は従来から工場などでは使用されてきたが、脱炭素時代を迎えて燃料としての用途が広がる可能性がある。今のところ、燃料電池車用の燃料として一部の乗用車やバスに利用されている。だが、将来は再生可能エネルギーを使って水を電気分解して製造した「グリーン水素」や発生したCO2を地中に貯留した「ブルー水素」が電力の貯蔵や、海外からの輸入のために使用されることも考えられる。(オルタナ客員論説委員/技術士=財部 明郎)

東京都内を走る燃料電池バスの燃料は水素
takarabeakira

財部 明郎(オルタナ客員論説委員/技術士)

オルタナ客員論説委員。ブロガー(「世界は化学であふれている」公開中)。1953年福岡県生れ。78年九州大学大学院工学研究科応用化学専攻修了。同年三菱石油(現ENEOS)入社。以降、本社、製油所、研究所、グループ内技術調査会社等を経て2019年退職。技術士(化学部門)、中小企業診断士。ブログでは、エネルギー、自動車、プラスチック、食品などを対象に、化学や技術の目から見たコラムを執筆中、石油産業誌に『明日のエコより今日のエコ』連載中

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キーワード: #水素

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