自然資本の豊かさを新たな「成長機会」に

記事のポイント


  1. 自然資本の回復を経営戦略に組み込む企業が増えてきた
  2. 積水ハウスは生物多様性を回復する事業のあり方を探る
  3. 自然資源に依存しながら事業を展開する資生堂は、サステナ調達を強化した

自然資本の回復を経営戦略に組み込む企業が増えてきた。積水ハウスは生物多様性を回復する事業のあり方を探る。自然資源に依存しながら事業を展開する資生堂は、サステナ調達を強化した。(オルタナ編集部・下村つぐみ)

積水ハウスの「5本の樹」では、3 本は鳥のために、2 本は蝶のために植える

TNFDが公表され、世界中で生物多様性の回復を目指す動きが加速する。

この潮流に先駆けて取り組むのが積水ハウスだ。大手住宅メーカーの同社は、国内最大規模の造園業者でもある。

同社の造園事業の柱に、「5本の樹」計画がある。全国の都市部の住宅地に在来種を植える取り組みだ。鳥や蝶など生態系を豊かにすることが狙いだ。2001年から行ってきたこの事業の累積植栽本数は1900万本(2023年1月時点)に及ぶ。

同社は、沖縄県にある環境ITベンチャーのシンク・ネイチャーと琉球大学理学部久保田研究室と組み、この事業による生物多様性への影響の見える化に取り組む。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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キーワード: #生物多様性

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