アデコG、AI活用でサービス業の「スコープ3」可視化へ

記事のポイント


  1. アデコのグループ会社が、サービス業のスコープ3削減に向け実験を始めた
  2. 移動時の排出量を可視化するスマホAIアプリを社員300人以上が持ち歩く
  3. 脱炭素への行動変容を促すだけでなく、ウェルビーイング向上の可能性も

アデコグループのAKKODiS(アコーディス)コンサルティング(東京・港)は、サービス業の温室効果ガス(スコープ3)の多くを占める、移動時の排出量削減に向けた実証実験を始めた。マサチューセッツ工科大学(MIT)発のスタートアップが開発したAIアプリを社員300人以上に持たせ、通勤時などの排出量を可視化する。小杉山浩太朗サステナビリティ責任者は「可視化が行動変容を促し、脱炭素のみならず個人のウェルビーイングにつながる」と期待する。(オルタナ副編集長・長濱慎)

サービス業では、スコープ3の多くを通勤や出張の交通機関利用が占める
サービス業では、スコープ3の多くを通勤や出張の交通機関利用が占める
S.Nagahama

長濱 慎(オルタナ副編集長)

都市ガス業界のPR誌で約10年、メイン記者として活動。2022年オルタナ編集部に。環境、エネルギー、人権、SDGsなど、取材ジャンルを広げてサステナブルな社会の実現に向けた情報発信を行う。プライベートでは日本の刑事司法に関心を持ち、冤罪事件の支援活動に取り組む。

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キーワード: #脱炭素

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