記事のポイント
- 英NGOが、世界で排出されるCO2を生産者別に紐づけて発表
- CO2排出の起因先である石油・ガス・石炭・セメント企業を調査した
- パリ協定以降、57の化石燃料生産者だけで世界の8割の排出量を生産している
米国・海洋大気庁(NOAA)は4月5日、大気中の二酸化炭素(CO2)濃度が、2023年に観測史上、過去最高となったと発表した。ほかにも、主要な温室効果ガス(GHG)であるメタンや亜酸化窒素の濃度が過去最高となった。CO2の濃度は、2022年平均から2.8ppm上昇の419.3ppmとなり、産業革命前の水準(約280ppm)から約50%増加したことになる。(オルタナ副編集長・北村佳代子)