2011年の東日本大震災と福島原発事故をうけて、日本も大きなシステム変更が迫られています。多くの人が、巨大システムの緊急時による脆さを実感し、分散型で地産地消を軸にしたネットワークが次世代システムの輪郭であろうと考えはじめています。一方で、到達すべきカタチがまだ「ぼんやり」で、政治は揺れ動き、政策は定まらず、多くの人や企業が慎重になっています。
再生可能エネルギーの市場も、固定価格買取制度の実施以後、急速な拡大を続けているとはいえ、その大半は大手企業によるメガソーラーです。理想とはほど遠く、再生可能エネルギー賦課金への不満や懸念も聞こえてきます。
私たちは何をしなければならないのか。目先の利益や、その場しのぎではなく、長期的な、まさに100年後を見据えた課題を設定しなければならないのではないでしょうか。
そういう大きな課題として、今回セミナーは「地球温暖化」を選びました。震災と原発事故以後の日本は温室効果ガスを増やし続けています。緊急時だから…と許されるのでしょうか。ますます深刻度を増している地球温暖化にしっかりと向き合いたいと思います。
エナジーグリーンセミナー2014 「地球温暖化問題と私たちの課題」
★講演:「地球温暖化の現状と人類の課題」
講師:江守正多さん(国立環境研究所地球環境研究センター)
★講演:「エネルギーによる社会イノベーション」
講師:森摂さん(雑誌「オルタナ」編集長)
★特別セッション:「地球と社会と暮らしをつなぐエネルギー」
コーディネーター:北原まどかさん(森ノオト編集長)
とき:5月30日(金)14時~16時30分
ところ:四谷区民センター9階大ホール(東京都新宿区内藤町)
参加費:1000円(申し込みは5月20日までに info(a)energygreen.co.jp へ)
詳しくは⇒ http://www.energygreen.co.jp/topics/index.php#335