富士通とWWFジャパンが共同、環境教育教材『地球 1 個分で暮らすために~エコロジカル・フットプリントから考える~』が完成

プレスリリース)
環境教育教材『地球 1 個分で暮らすために~エコロジカル・フットプリントから考える~』が完成
— 富士通株式会社とWWFジャパンの共同制作 —

富士通株式会社とWWFジャパンは共同で、環境教育教材を制作しました。児童・生徒が教室内で一人 1 台のタブレット PC を活用する電子教材です。国が進める学校教育現場の電子化事業(フューチャースクール)にも貢献する教材になると考えています。

『地球 1 個分で暮らすために ~エコロジカル・フットプリントから考える~』と名づけられた電子教材は、2014 年の春から、各地の小学校(4- 6 年)と中学校に提供されます。地球環境に人類が与える負荷や、それを軽減する方法について考える授業となります。本教材ではタブレット PC を操作しながら、楽しく学習を進めることができます。

<制作の背景>
WWFでは、2 年に一度『生きている地球レポート』をまとめ、世界の生物多様性の変化や人類が地球環境に与えている負荷について、数値を算出し、公表してきました。2010年、2012 年には『日本のエコロジカル・フットプリント報告書』の公表もおこなっています。

そこからわかったのは、人類の地球に与える負荷が大きく、1 年間に地球 1 個分の資源を超えて利用してしまっている状況にあることです。2012 年に公表された数値は、地球が 1.5 個なくてはならないほど資源需要が大きくなっていることを示しています。

地球の生態系サービスが 1 年間にもたらす自然のめぐみを早々と使い切り、1.5 倍の消費水準にあるという意味です。これが、自然の森の破壊や水産資源の減少、地球温暖化の原因となる CO2濃度の上昇につながっています。本教材は、地球 1 個分でまかなえるライフスタイルへの転換を促します。

<教材の提供>
PC の用意のない学校でも、同社が 1 学級分にあたる最大 40 台のタブレット PCを学校に持ち込み、同社社員が講師となって無償で実施されます。申込みは富士通株式会社の環境出前授業のウェブサイトからできます。

<富士通株式会社・環境本部グリーン戦略統括部・環境出前授業担当>

http://jp.fujitsu.com/about/kids/pc3r/education/
(環境出前授業ウェブサイト)

■この件に関するお問合せ:
制作協力:CANVAS
WWFジャパン広報室
Tel: 03-3769-1714 E-mail:press(a)wwf.or.jp

※電子教材の提供と出前授業の受付は富士通株式会社環境本部(044-754-3411)がおこないます。

WWF(世界自然保護基金)は、世界約100カ国で活動している地球環境保全団体です。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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