大和ハウス工業は7月10日から、国内初の試みとして家庭用リチウムイオン電池の実証実験を住宅展示場2カ所で行う。同社は2020年までに環境負荷ゼロのエネルギー自給住宅を作る「Smart xevo Eco Project(スマート・ジーヴォ・エコ・プロジェクト)」を進めているが、今回の取り組みはその一環だ。
リチウムイオン電池は、従来の蓄電池に比べて長寿命で充放電効率が高く、現在世界で研究が進むスマートグリッドへの応用が期待される。同社は「春日部住宅展示場」(埼玉県)と「メ~テレ八事ハウジング」(名古屋市)の2ヶ所で、2011年春に発売予定のエリーパワー(本社・東京)の蓄電池システム、および大和ハウスのエネルギーマネジメントシステム「D-HEMS」を使用し、省エネルギー効果の検証を行う。