観測史上最も暑い日を記録、世界平均気温「17.15度」に

記事のポイント


  1. 7月22日と24日の世界平均気温が史上最高の「17.15度」を記録した
  2. EUの気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス(C3S)」が発表した
  3. 専門家は今後も記録を更新する可能性を指摘する

日本でも猛暑日が続く

EUの気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス(C3S)」は、7月22日と24日の世界平均気温が「17.15度」になり、観測史上最も暑い日を記録したと発表した。21日に最高気温「17.09度」を記録したばかりだった。専門家は今後も記録を更新する可能性を指摘する。(オルタナ副編集長=吉田広子)

2024年7月21日、それまでの最高気温「17.08度」(2023年7月6日)をわずかに上回ると、その翌日には、0.06度高い「17.15度」を記録した。

気象庁によると、世界の年平均気温は、変動を繰り返しながら上昇し、長期的には100年あたり0.76℃の割合で上昇しているという。特に1990年代半ば以降、高温となる年が増えた。

C3Sは、1日の気温の平均値が最も高かった上位10年は、2015年から2024年までの10年間だと分析している。

C3Sのカルロ・ブオンテンポ・ディレクターは「この数日は気温が若干下がる可能性があるが、今後、月単位、年単位で新たな記録が更新されることは間違いない」とコメントした。2023年は「史上最も暑い年」だったが、2024年が上回るかどうかは、まだ分からないとしている。

yoshida

吉田 広子(オルタナ副編集長)

大学卒業後、米国オレゴン大学に1年間留学(ジャーナリズム)。日本に帰国後の2007年10月、株式会社オルタナ入社。2011年~副編集長。執筆記事一覧

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キーワード: #脱炭素

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