セミナー「統合報告書で開示すべき15の非財務情報」

統合報告書のあるべき姿/誰に、どう読ませるかを問う

上場・非上場を問わず、ESG情報の開示が求められる中、統合報告書の発行社数は1,000社を超えました。統合報告書は財務情報と非財務情報を統合し、中長期的な視点で価値創造プロセスや持続可能性を示す報告書です。

しかし「アナリストにとって必要な情報を十分提供できていないことが理由で、アナリスト予想の精度向上や将来の不確実性の改善にはつながっていない」といった声も聞かれます。一方で、統合報告書の内容面に改善の余地があると感じながら、来年度はどうしようかと悩む企業のご担当者様も多いのではないでしょうか。

「統合報告書で伝えるべき15の非財務情報」は、オルタナが主催する「サステナ経営検定2級テキスト5章の5」に掲載したコンテンツを今回、室井 孝之・オルタナ総研フェローが大幅加筆したものをベースにしました。統合報告書に必ず盛り込まなければならない15の非財務情報を皆さんとともに再確認し、2025年版はより実効的な統合報告書を目指して頂くことが本セミナーの狙いです。

統合報告書で伝えるべき15の非財務情報
①企業のパーパス(存在意義)
②社長メッセージ
③コーポレートガバナンス
④中期経営戦略
⑤人的資本管理
⑥価値創造ストーリー
⑦マテリアリティ(重要事項)
⑧重要事項の定量化(KPI)
⑨ESG経営とSDGs目標
⑩TCFD、TNFD、TISFD
⑪DEIB(ダイバーシティ・イクイティ・インクルージョン・ビロンギング)
⑫ステークホルダー・エンゲージメント
⑬コミュニケーション戦略
⑭社内体制
⑮編集方針

セミナー「統合報告書で開示すべき15の非財務情報」
とき: 9月27日(金) 16:00~17:30
場所: 港区立産業振興センターホール小(港区芝5-36-4 札の辻スクエア11階)

第1部: レクチャー「統合報告書で開示すべき15の非財務情報」
   オルタナ総研フェロー・室井 孝之氏・・・30分
第2部: 企業事例(第一三共)「統合報告書実務担当者のミッション」・・・15分
   第一三共・グローバルコーポレートストラテジーサステナビリティ部長・原田径子氏
第3部: シンポジウム「統合報告書のあるべき姿/誰にどう読ませるのか」・・・30分
   オルタナ総研フェロー・室井 孝之氏、株式会社オルタナ代表取締役・森 摂
   第一三共・グローバルコーポレートストラテジーサステナビリティ部長・原田径子氏
   ファシリテーター: カワセ印刷株式会社取締役会長・川瀬 健二氏
第4部: 質疑応答・・・15分
申込はこちら

主催:カワセ印刷株式会社・株式会社オルタナ
※定員: 50人(先着順)。
コンサルティング会社、制作会社の方など、同業の方のご参加はご遠慮ください。

======講師・ファシリテーター略歴======

■室井 孝之(むろい・たかゆき)氏
1975年4月~2017年11月、味の素株式会社勤務。同社では、CSR・人事・労務・総務・監査・法人運営などに従事。CSRでは、CSRニュース、組織浸透、DJSIなどのESG投資指標、東北復興などを担当した。2014年、日本食品業界初のダウ・ジョーンズ・ワールド・インデックス選定時にプロジェクト・リーダーを務めた。2017年12月からオルタナ総研コンサルタント、21年1月からオルタナ総研フェロー。1975年上智大学文学部英文学科卒。オルタナ総研では、サステナビリティ全般のコンサルティングを担当。
【主なコンサルティング実績】
2018年2月,2019年4月、大手不動産、GPIF採用のESG指数「FTSE」、2019年度同社は「FTSE」に選定された。
・2018年10月、大手飲料メーカー、「フィジビリティ・スタディ」12月プロジェクト稼働。
2021年6月、大手貴金属事業、GPIF採用のESG指数「MSCI」
・2022年3月、大手菓子メーカー、「GRI、SASB対照表」
・2022年12月、大手貨幣処理機メーカー、「マテリアリティに関する第三者意見」
2023年3月、大手旅行会社、「MSCI」「EcoVadis」
・2024年3月、大手インターネット情報サービス、「TCFDシナリオ分析に関するレポート」
・他に2018年2月オルタナ「CSR/ESG強化セミナー」、2019年~2024年2月「サステナ経営塾」にて「ESG情報開示とCSRアンケート」「統合思考/統合レポーティング」の講師を務める。

■原田 径子(はらだ・みちこ)氏
第一三共株式会社 グローバルコーポレートストラテジー サステナビリティ部長
1995年4月、三共株式会社入社広報部配属。2005年9月、第一三共株式会社に出向し、コーポレートコミュニケーション部IRグループ、経営管理部経営管理グループなどを経て、2021年4月にサステナビリティ推進部サステナビリティマネジメントグループ長に就任。2023年4月から現職。

■川瀬 健二(かわせ・けんじ)氏
カワセ印刷株式会社取締役会長。みなと環境に優しい事業者会議理事、ワンプラネット・ペーパー協議会副会長。國學院大學を卒業後、大手アパレルメーカーへ就職。1996年にカワセ印刷へ入社。2009年から株式会社オルタナと業務提携を開始し、環境・CSRコミュニケーションに特化したサービスを展開する。2010年カワセ印刷の代表取締役社長に就任。「印刷を通じて社会課題を解決する」をミッションに、同社をサステナブル・プリンティング・カンパニーへと変革する。専門領域である中小企業のサステナブル経営やコミュニケーション戦略は、机上論だけでなく現場で12年間実践してきた経験がベースになっている。

■森 摂(もり・せつ)
株式会社オルタナ 代表取締役/「オルタナ」編集長。
武蔵野大学大学院環境学研究科客員教授。東京外国語大学スペイン語学科を卒業後、日本経済新聞社入社。編集局流通経済部などを経て 1998年-2001年ロサンゼルス支局長。2006年9月、株式会社オルタナを設立、現在に至る。主な著書に『未来に選ばれる会社-CSRから始まるソーシャル・ブランディング』(学芸出版社、2015年)、『ブランドのDNA』(日経ビジネス、片平秀貴・元東京大学教授と共著、2005年)など。環境省「グッドライフアワード」実行委員。環境省「地域循環共生圏づくりプラットフォーム有識者会議」委員。一般社団法人サステナ経営協会代表理事。一般社団法人「SDGsとうほく」顧問。

オルタナ総研

オルタナ総研

サステナビリティ経営に特化した「オルタナ総研」は、株式会社オルタナの事業部の一つとして、2012年に設立しました。 各企業、NPO/NGOなど幅広いステークホルダーとのエンゲージメントによる経験を活かし、多様なニーズに呼応できるコンサルティングサービスを行っています。

執筆記事一覧
キーワード:

お気に入り登録するにはログインが必要です

ログインすると「マイページ」機能がご利用できます。気になった記事を「お気に入り」登録できます。
Loading..