バッテリー、電気自動車などを手掛ける中国ＢＹＤの日本法人であるＢＹＤ（ビーワイディー）ジャパンは、1月にＢＹＤ事業方針発表会を開催した。24年に世界で前年比41％増となる約４２７万台の車両を販売したＢＹＤ。ホンダや日産自動車を上回る見通しだ。（島下泰久）
日本では、この10年ですでに約３５０台を販売し、シェア7割を誇るＥＶバスの新型投入を発表。一方、
24年に前年比58％増の２２２３台を販売した乗用車部門は、毎年1台以上の新型車を投入するという方針に則り、4月にＳＵＶタイプの新型ＥＶ「シーライオン7」を発売すると宣言。
ＰＨＥＶの年内導入を目指すことも明らかにした。高効率のＰＨＥＶ専用エンジンとモーター、ハイブリッド専用の変速機、最新のバッテリーマネジメントシステムなどが連携し、優れたパワーと燃費性能を両立する。勢いに乗るＢＹＤの攻勢には否応無しに注目が集まる。
