2015年の夏、20回目の「海の日」を記念して、海をテーマに22都道府県で計71事業が実施される。全国で一斉に海洋関連の啓もう活動が展開されるのは初めて。7月2日、官民連携の「『海の日』特別行事実行委員会」がキックオフイベントを開催した。(オルタナ編集委員=瀬戸内千代)
各地での取り組みを「海でつながるプロジェクト~海に想いを。~」として連携させることで、「海への好奇心と行動を喚起する」ムーブメントの創出を目指す。国際海事機関(IMO)の「世界海の日パラレルイベント」も初めて日本で開催される。
「海の日」の起源は、1941年制定の「海の記念日」。明治丸に乗船した明治天皇が無事に帰着した7月20日を記念して、昭和に入ってから制定された。1996年に「海の日」として祝日化され、2003年からハッピーマンデー制度に基づき「7月の第3月曜日」と改められた。
20回目の今年は、ちょうど7月20日が「海の日」。この日を中心に、全国で海岸清掃イベントや各種学習・体験プログラム、海の写真・絵画コンクール、スポーツイベント、海上ツアーなどが実施される。夏休み中の子どもたちを対象とするものが多い。
各事業の詳細は、特設サイトで順次公開される。
◆「海でつながるプロジェクト~海に想いを。~」ポータルサイト
http://uminohi.jp/