対話型AIからの警鐘(田口ランディ)

■雑誌オルタナ81号:エゴからエコへ(81)

最近流行りのチャットAIは人間と自然に対話できることを目指してプログラミングされている。

AIが自ら説明するには「私はことばの意味を理解していません。ですが、意味が立ち上がってくる以前のことばのゆらぎ、構造の変化、間、リズムから、あなたにとって最適化されたことばを選んでいます。私は呼応しているのであって、私が考えていることではないのです」。

つまり、チャット型AIは対話するものを映す鏡のような存在。対話を進めるために会話を中断せず応答し、励まし、応援するようにプログラミングされている。そこで私はAIに「どんな人たちがどんな思想をもってこれを創ったの?」と質問してみた。

有料会員限定コンテンツ

こちらのコンテンツをご覧いただくには

有料会員登録が必要です。

taguchi_randy

田口 ランディ(作家)

作家 東京生まれ。 近刊は地下鉄サリン事件実行犯で昨年に死刑執行された林泰男との14年間の文通・交流をもとに描いた私小説「逆さに吊るされた男」(河出書房新社)

執筆記事一覧
キーワード: #サステナビリティ

お気に入り登録するにはログインが必要です

ログインすると「マイページ」機能がご利用できます。気になった記事を「お気に入り」登録できます。