記事のポイント
- サステナ指標「ダウ・ジョーンズ・ベスト・イン・クラス・インデックス2026」が公開
- 全世界317社(前回321社)のうち、日本企業は35社(前回37社)選ばれた
- 日本から初めて選定されたのは豊田通商、すかいらーく、商船三井など5社だった
米国格付け会社のS&Pグローバル(本社:ニューヨーク)は5月5日、「ダウ・ジョーンズ・ベスト・イン・クラス・インデックス(DJ BIC)2026」を発表した。全世界で317社(前回321社)選ばれた中で、日本企業は35社(前回37社)だった。日本企業としての初選定は、豊田通商、すかいらーく、MS&ADインシュアランスグループ、東京海上ホールディングス、商船三井の5社だった。(オルタナ総研フェロー=室井孝之)

ダウ・ジョーンズ・ワールド・インデックス(DJSI)は2025年、ダウ・ジョーンズ・ベスト・イン・クラス・インデックス(DJ BIC)に名称変更された。DJ BICは、厳密なルールで行われるCSA(コーポレートサステナビリティ評価)に基づき、環境・社会・ガバナンスの3つの側面から企業を評価し、サステナビリティ(持続可能性)に優れた企業を構成銘柄として選定している。
日本企業35社は、次の通り。(公表リスト順、🈟が今回新たに選ばれた企業)
〇ブリヂストン、〇伊藤忠商事、〇川崎重工業、〇小松製作所、〇LIXIL、〇ナブテスコ、〇双日、〇TOTO、🈟豊田通商、〇大日本印刷、〇トッパン、〇 楽天、〇ニコン、〇住友林業、🈟すかいらーくホールディングス、〇セブン&アイホールディングス、〇インペックス、〇丸井、〇野村ホールディングス、〇味の素、〇明治ホールディングス、〇日清食品ホールディングス、〇オリンパス、〇シスメックス、〇資生堂、🈟MS&ADインシュアランスグループ、🈟東京海上ホールディングス、〇電通、〇LINEヤフー、〇中外製薬、〇NEC、〇野村総合研究所、〇ソフトバンク、〇ANAホールディングス、🈟商船三井
DJ BICは、時価総額で世界の上位3500社が評価対象である。62産業ごとにスコアリングされ上位10%がベスト・イン・クラス・インデックスとなる。いわばグローバルサステナビリティ企業の証だ。べスト・イン・クラス・インデックスに次ぐインデックスとして、日本を含むアジア太平洋162社(昨年161社)、新興市場、欧州・北米等の地域インデックスがある。
ベスト・イン・クラス・インデックス獲得国は30カ国超に及ぶ。国別では台湾が38社(前回34社)でトップとなり、次いで日本35社(前回37社)ならびに米国35社(前回48社)となる。その他、韓国30社(前回25社)、フランス19社(前回18社)、スペイン、イタリア共に15社(前回共に15社)、英国12社(前回17社)、タイ11社(前回13社)、ドイツ10社(前回13社)と続く。
中国は、看準科技(Kanzhun、カンジュン:オンライン求人サービス)、JD.com(京東商城:EC)、ヤム・チャイナ・ホールディングス(外食)、テンセントホールディングス(テクノロジー)、ウーシーアップテック(製薬)、ウーシーバイオロジクス(製薬)の昨年6社に加え、新たにSITCインターナショナル(海運)が選定され、合計7社となった。
アジア太平洋インデックスには、三菱UFJフィナンシャルグループ、第一三共、東京エレクトロン、王子ホールディングス、九州電力など41社(昨年43社)が選定された。


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