雑誌オルタナ74号(2023年9月28日発行)の「農業トピックス」を紹介します。
■水稲栽培でJ-クレジット創出
NTTコミュニケーションズとヤンマーマルシェが、生産者の新たな収益源となるJ‐クレジット創出に取り組む。ヤンマーマルシェが契約する一部の生産者が栽培するコメ「にじのきらめき」を対象に中干し期間の延長を行い、J‐クレジットの認証取得を目指す。
J‐クレジット制度運営委員会は3月に「水稲栽培による中干し期間の延長」を新たな方法論として承認した。水稲の中干し期間を通常より7日間延長することで、メタン発生量が3割削減できる。所定の審査を受けると、削減量分のクレジットの認証を受けることができる。
今回の取り組みでは、ヤンマーマルシェが営農支援や販売・流通支援を行い、NTTcomは地温や水位などのデータを取得するIoTセンサーやJ‐クレジット申請アプリの提供などを行う。