顔なじみの建築家やビジネスマンたちは一様に、冷やかな態度だった。しかし、情熱は消えず、来る日も来る日もさまざまな材料を混ぜ合わせ、実験を繰り返した。3年ほど続けて、もしかしたらうまく行くかもしれないという感触をつかみ、同社を設立。以来、技術援助と資金援助を得て本格的に取り組んできた。

「生ゴミを私たちの生活の中で利用できるなんて、素晴らしいことです。世界のプラスチック総量の 0.1 %をフルイー ドソリッズに置き換えただけでも、1日に巨大トラック何台分にもなります」
 
座面がフルイードソリッズで、三脚が木製のスツールは、2011年、マテリアリカ・デザイン&テクノロジー賞の 「効率的なCO2削減」部門で金賞を受賞するなど、同社の新技術(特許取得)は専門家の間でも高評価を得ている。

■日本企業からの関心も

「おそらくフルイードソリッズが広まるまでには少し時間がかかるでしょう。でも、企業がサステナブルな方向を目指すことが世界的な動向となっている今、潜在的な需要は高いと思います。商品数は徐々に増やしていきます。工業デザイナーとして美しいデザインをみなさんに届けたい。腕の振るいどころですね」 

すでに日本の企業からも問い合わせがあったという。カレ氏は、近いうちに日本をぜひ訪れたいとの意欲に満ちながら話した。

※この記事は、オルタナ40号(2015年3月30日発売)のsocial business around the worldで連載したものを転載しました。オルタナ40号の詳細は⇒ https://www.alterna.co.jp/14728
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