【書評】持続可能な世界を考察「新ビジョン2050」

『新ビジョン2050 地球温暖化、少子高齢化は克服できる』(小宮山宏・山田興一著、日経BP社)は、著者が20年前に提言した「ビジョン2050」を、これまでの進展を踏まえて改めて世に問うたものである。旧ビジョンでは地球社会の持続のための物質とエネルギーに焦点を当て、半世紀先の目指すべき姿を提示した。(オルタナ総研所長・首席研究員=川村 雅彦)

新ビジョンでは社会的な側面も入れて、資源自給、自然共生、生涯現役、多様な選択肢、自由な参加を備えた多彩な「プラチナ社会」をめざす。それは容易ではないが、実現可能であると、様々なデータを示して訴える。実は、その見本は日本にあり、世界に発信しようと呼びかける。

現在の人類の課題は、地球温暖化と高齢化に集約されるとする。20世紀は物質的充足と長寿を目指してきた。しかし、その結果皮肉にも、21世紀に入ると、気候変動や認知症などの社会的課題がより顕在化した。それらを解決するには、どのように考えればよいのか。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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キーワード: #CSR

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