三井化学の地中熱利用システム、東京都が採用

施行の様子。熱の移動中にロスをなくすための設計やスペーサー(管同士を接触させないようにする部材)の形状など開発に苦労した

三井化学グループの三井化学産資は、森川鑿泉(さくせん)工業所(本社・大阪摂津市)と「地中熱」を利用した新しい空調施工システムを開発し、「江戸東京たてもの園」(東京・小金井市)の事務棟空調設備に採用された。地中熱利用は米国や欧州、中国で採用が進んでいる自然エネルギーのひとつだ。日本ではまだ普及が進んでいないが、施工コストを従来工法に比べ、30~40%低減することに成功し、東京都での採用が決まったという。(オルタナ編集部=松島 香織)

空調施工システム「Geo-Mex R3」(ジオメックス アールスリー)は、地中の「Geo」、三井の「M」、電気融着(Electro Fusion)から「EX」、Revolutionの「R」、「30」mの浅い深さでも大丈夫、ということから名付けられた。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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キーワード: #CSR

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