
[Sustainablebrands.comから翻訳・転載] どの企業の経営者も、消費者それぞれが考えるグッド・ライフ(良い暮らし)のために必要な企業でありたいと望んでいる。しかし、グッド・ライフの意味は時代とともに変化している。(翻訳:梅原 洋陽)
変化し続ける消費者の需要こそが、人々が望む生活を送るために必要な製品やサービスを生むきっかけになっているが、消費者が現在求めているものや将来欲するものを予測できる方法は存在せず、こうした不確実性はブランドにとってリスクとなる。
今日の目まぐるしく変化するビジネス業界において、1960年代では60年だった企業の平均寿命は2017年の今では12年になっている。企業の崩壊はピークに達している。
2017年の今、消費者が何を求めているのかを理解するために、サステナブル・ブランドと米世論調査機関ハリス・ポール社は1000人以上のアメリカ人の成人を対象に、「グッド・ライフ」を再定義するための共同調査を行なった。
その報告書「グッド・ライフを実現するために(The Enabling The Good Life report) 」によると、調査対象者の71%は、「グッド・ライフ」の定義が親世代とは異なると考えており、45%は彼ら自身の子どもとも異なる定義を持つと考えていることが分かった。