みんな電力は、発電事業者を特定することができる独自のブロックチェーン・システム「ENECTION2.0」を開発し、2018年 9 月、同社と契約する発電事業者4社と需要家4社をマッチングさせる実証試験を始めた。
最近では、企業が自然エネルギー100%使用を宣誓する「RE100」に参加する企業が増えており、欧州を中心に電力トレーサビリティの把握が進んでいる。だが、これまでは年単位での取引が中心だった。新システムは30分単位で、より精緻に電力のトレーサビリティを実現できるという。
RE100を巡っては、石油・石炭など化石燃料の安価な電力に「非化石証書」を組み合わせて「自然エネルギーへの転換」を主張する企業もあるため、より厳密な電源把握が必要とされていた。
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