これまでに「通年コース」を4回、「短期集中コース」を5回実施、計90名が受講した。メインの講師には元岐阜県立森林文化アカデミー助教で、現場での作業経験も豊富な内田健一さんを迎え、高橋参事との2人体制で指導を行った。山林での立木の調査や座学を通じて総合的に山林を見る目を養うほか、チェーンソーや刃物の扱い方も学べる内容を5日間に凝縮している。

また、地域住民向けのオープンセミナーも毎年3回程度を実施している。森林組合側からの要請に応えてバークレイズグループ内からも講師を派遣し、「女性の働き方」、「危機管理」、「林業のビジネスモデルの検討」など様々な視座を提供、金銭的な支援にとどまらず、自社の強みを発揮したサポートに取り組んできた。
バークレイズグループの森原恒輔COOは「林業スクールだけでなく、地元のコミュニティにも何か貢献できないかと考え、様々な課題に対しても積極的に社内から講師を派遣してきました。森林組合や地元が望むものを一緒に作り上げるという方針が揺らぐことはありません」と語る。