サステナブルな社会に必要となる「社史」とは

「社史」と聞くと何を思い浮かべるでしょうか。会社の本棚の隅に眠っている重たい辞書のようなもの、図書館に行くとたまに見かける埃にまみれた近づきがたい資料、あるいは「シャシって何?」という印象が正直なところかもしれません。

しかし、企業の歴史を記録し、伝えるために多大な労力をかけて作られる社史は、これからの時代にこそ重要になっていく可能性を秘めています。今後何回かに分けて、社史についての現状と課題、そしてサステナブルな社会にとって必要となる社史とは何かについて考察してみたいと思います。

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中畑 陽一(オルタナ総研フェロー)

静岡県立大学国際関係学部在学時、イギリス留学で地域性・日常性の重要性に気づき、卒業後地元の飛騨高山でタウン誌編集や地域活性化活動等に従事。その後、デジタルハリウッド大学院に通う傍らNPO法人BeGood Cafeやgreenz.jpなどの活動に関わり、資本主義経済の課題を認識。上場企業向け情報開示支援専門の宝印刷株式会社でIR及びCSRディレクターを務め関東・東海地方中心に約70の企業の情報開示支援を行う。その後、中京地区での企業の価値創造の記録としての社史編集業務を経て、現在は太平洋工業株式会社経営企画部にてサステナビリティ経営を推進。中部SDGs推進センター・シニアプロデューサー。

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