サラダ油に含まれる「ヒドロキシノネナール」の怖さ

オルタナ本誌 連載「KIYOの哲学 考察編」(57号)から

ダイエットと称するものは低俗であればあるほど受け入れられ、流行るものらしい。人間にとって理想的な食事のあり方は、単一の栄養素を摂取することでもなければ、特定の食品を無闇矢鱈(むやみやたら)と食べ続けることでもない。必要な栄養素を過不足なく、万遍なく摂り込むための合理的なシステムのことをダイエットと呼ぶべきなのである。(文・南 清貴、Liko イラスト・南 景太)

低俗なダイエットはよく、油を敵視する。これは圧倒的な間違いで、私たちが健康でいるために油は欠くべからざるものだ。ただし、その油は慎重に選ばなければならない。

油は通常ごま油、菜種油、オリーブ油、亜麻仁油などのように、油の前に原材料名が記される。例外はサラダ油、天ぷら油などである。おしなべてこのような油は、摂るべきではない。油の製造過程で、毒性のある物質が作られてしまうからだ。

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KIYO (南清貴)

KIYO(南清貴) 一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事 食事の大切さを提唱し家庭料理のシステム化の普及に取り組んでいる。著書『行ってはいけない外食【10万部突破】』(三笠書房)、『究極の食』(講談社)等多数。最新刊『大切な人に食べさせたくないもの食べてほしくないもの』(ワニプラス)。

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