これらの目的達成のために、2007年からエコデザイン、生物多様性、気候変動、社会的責任の4つに取り組んでいる。パッケージは3R(リデュース・リユース・リサイクル)を目指して、一部の製品ではリサイクルガラスを90%使用したり、リフィル(詰め替え用)に取り換えられる仕様にした。
またパートナーシップを組んでいるLVMH (モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)グループが廃棄物収集のエキスパートであるCEDRE(セードル)と連携していることから、同社のプラットフォームを利用し、空の容器をリサイクルする仕組みを作った。
2020年までに「新製品のパッケージを100%エコデザイン(3Rや詰め替え可能なパッケージ)に変える」「成分は95%天然由来とする」「全製品について100%トレーサビリティを開示する」ことを目標に掲げた。
気候変動対策の長期目標としては「2028年までにCO2排出量ゼロ」を目標に掲げた。ISO14001(環境マネジメントの国際規格)は日本では2013年に取得済みだが、2021年までに世界中の全ての拠点・子会社に取得を促す。
ジェンダー面では、社会的責任として全ての女性の尊厳を守り、活躍をサポートすることを掲げた。2022年までに、メイクアップを通じてがんに罹患した女性を支援している国際NGO「LOOK GOOD FEEL BETTER」または同等の活動へ、全ての子会社の参加を目指す。