国産竹から竹箸、竹害の解決へ

■オルタナ本誌60号 林業トピックスから

ヤマチクの自社ブランド「okaeri」。ブランド名には、「竹の箸を、もういちど日本の食卓へ」という意味が込められている。

ヤマチク(熊本県南関町)は、日本で唯一、国産の竹だけで竹箸をつくっている会社だ。同社3代目の山崎彰悟専務は、放置竹林問題の解決には、竹を資源と認識することが重要だと訴える。

同社は10人の切子の竹を仕入れているが、切子が竹を一本切ったとしても700円ほどしか儲けにならない。「メーカーだけでなく切子も儲かる仕組みが必要だ」と山崎専務は訴える。

山の管理はお金にならないと思われていることから、地主がわからないことや、山が登記されていないことが多々あるという。そうなると、竹林に手を出すことは極めて困難だ。

「地主が竹の刈り取りを許可しないことには始まらない。国産の竹を資源として認知することが最優先だ」と語った。

*この続きは雑誌「オルタナ」60号(第一特集「循環経済(サーキュラーエコノミー)はR(リサイクル)よりもR(リデュース)」、3月30日発売)に掲載しています。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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