■オルタナ本誌61号 日本農業 常識と非常識の間から
こにきて、国内外から「なぜ日本はコロナ感染者数、死亡者数が圧倒的に少ないのか」という記事が増えてきた。対策と結果の間に大きな乖離があるからだ。欧米に比較すれば1桁も2桁も違う。その理由はそもそも日本の生活慣習にあるのではないかというのである。
少なくとも政権のいう「日本モデル」という言葉に矮小化すべきではなく、それをきちんと解明することが大切だ。コロナ以降の世界のあり方として世界への情報提供も日本の責務と言ってもいい。
遅まきながら、理由の追求もようやく始まってきた。京都大学の山中伸弥教授はそれを「ファクターX」と名付け、早い時期からその解明の重要性を説いている。
*この続きは雑誌「オルタナ」61号(第一特集「新型コロナと持続可能性」、6月30日発売)に掲載しています
筆者:とくえ・みちあき 生来の現場主義。1978年「大地を守る会」に参画。有機農産物の共同購入システムの開発を手がける。1988年には「らでぃっしゅぼーや」を興し、宅配システムを確立。その後日本初のオーガニックスーパーや有機認証機関の設立など、新しい分野の企画開発に挑戦し続ける。