編集長コラム
皆さんもコンビニや薬局の店頭で、シャンプーなどのボトル容器の最上部に貼られたシールを見たことがあると思います。業界では「アイキャッチシール」と呼ばれ、30年以上前から使われてきました。そのシールを花王が全廃するというのです。(オルタナ編集長・森 摂)
「小さいことだけど、シールは要らないよね」
アイキャッチシールは店頭で目立ち、商品を選びやすくするためのマーケティングツールです。5センチ角くらいの小さくて薄いプラスチック製ですが、買った後は捨てるだけ。花王では全商品アイテムのうち3割くらいに貼っていたそうです。
それを2021年末までに全廃することになったきっかけは、澤田道隆社長の一言でした。「小さいことだけど、シールは要らないよね」。