浄水器のブリタはなぜ亀岡市と連携したのか(上)

独浄水器メーカーのBRITA(ブリタ)は「人々の水の飲み方を、持続可能な方法で変えていく」というビジョンのもと、使い捨てプラスチックごみを削減するソリューションの提供を目指す。日本法人のBRITA Japan(ブリタジャパン)は、セクターを超えた取り組みを進めようと、京都府亀岡市と包括連携協定を締結したほか、WWF(世界自然保護基金)ジャパンとも協働している。 (オルタナ編集部)

桂川孝裕・亀岡市長(左)とマイケル・マギーBRITA Japan社長

プラスチックは便利な一方で、「使い捨て」し、過剰に消費することは、気候変動(地球温暖化)やさまざまな環境問題を引き起こす。

プラスチックは化石燃料を原料とするため、生産や焼却処理の過程でCO2(二酸化炭素)を排出し、気候変動の原因になる。

海に流出したプラごみは海洋汚染につながるだけではなく、ウミガメやクジラ、魚類、海鳥といった海洋生物を傷付けてしまう。世界では毎年800万トンのプラスチックごみが海に流出し、すでに世界の海に存在しているプラスチックごみの量は1億5千万トンにも上るという。

エレン・マッカーサー財団の報告書によると、年々、プラスチックの生産量は増え続け、2050年には海のプラスチックごみは魚の量を上回ると予測されている。

■水の飲み方を持続可能に

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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