世界から1.5万人が参加へ、若者の疑似「COP」とは

152カ国・地域から選ばれた373人が提言

「MOCK COP26」には、各国・地域から選出された代表者だけではなく、一般も無料で参加もできる。現在1.5万人の参加が見込まれているという。

会期中は、オープニングで英国政治家や、環境活動家のスピーチ、パネルディスカッションも行われる。

見どころは、152カ国・地域から選ばれた373人の代表者によるスピーチと、それらをベースにディスカッションしてまとめられる提言の発表だ。日本からはクライメートユースジャパン副代表の田中迅さんと、フライデーフォーフューチャー・ジャパンの堀内音々さんが参加する予定だ。

373人がスピーチした後、さらに広いエリアでディスカッションし、提言をまとめ、投票によって「MOCK COP26」として提案する提言を決定する。取りまとめた提言は、各国・地域で提案するほか、来年行われるCOP26に提出する予定だ。

模擬COPは以前からほかの団体によって開催されていたが、代表者の出身国の多くは先進国であり、先進国の議題を重視する傾向がある。MOCK COP26では、途上国からの代表者は5人を、先進国は3人を選ぶことで、国際政治上でマイノリティとされる国家の意見を救いやすい制度を取り入れる。

佐座さんは「COP26に参加していない国・地域の意見を聞けるのも『MOCK COP26』ならでは。国連が国家として認めていない地域の若者たちが、自分の代表となる地域を選べるようにも配慮している。MOCK COP26の閉幕以降、どのように継続するかが重要だ」と意気込みを語った。

キーワード: #COP26

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