寛容さを伝える「注文を間違える料理店」

【連載】ソーシャルデザイン最前線

料理は人を大切にします。

以前、カンボジアにある高級カンボジア料理店「ロムデン」に行きました。フランスのNGOが運営し、身寄りがなかったり、虐待を受けたり、少数民族で迫害を受けていたりした青少年たちに、雇用の機会と職業技術を与えるためのレストランです。

今回のご紹介するのは、「カンヌライオンズ2019」デザイン部門でシルバー賞受賞、ACCのマーケティング・エフェクティブネス部門の最高賞である総理大臣賞/ACCグランプリに選ばれた「注文をまちがえる料理店」(一般社団法人「注文をまちがえる料理店」)です。

生き生きと働く認知症の方たち(提供:一般社団法人「注文をまちがえる料理店」)
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福井 崇人(ソーシャルデザイナー)

カンヌ、NYADC、ADCなど国内外の広告賞の数々受賞。電通を経て、2017年事業構想大学院大学客員教授。京都芸術大学客員教授、一般社団法人2025PROJECT代表理事など他。書籍のプロデュースに『足りないピース』(小学館)、『Love Peace & Green たりないピース2』(小学館)、『エコトバ』(小学館)、『世界を変える仕事44』(ディスカバー21)、『この子を救うのは、わたしかもしれない』(小学館)、『希望をつくる仕事ソーシャルデザイン』(宣伝会議)。『シャプラニール流人生を変える働き方』(エスプレ)など多数。オーナーや社長の伴走者となり、30年間の経験による入口の経営コンサルから出口のクリエーティブまで一気通貫のブランド戦略開発といった独自のソーシャルデザインメソッドとシナジーを考慮したブランディングプロデューサー。

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キーワード: #障がい者

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