食品ロスを染料に、タビオから「サステナブル靴下」

「靴下屋」や「Tabio(タビオ)」など靴下専門店を展開するタビオ(大阪市)は、オーガニックコットンを廃棄食材で染色した糸を使った「FOOD TEXTILE(フードテキスタイル)」シリーズの靴下を2月から順次販売している。第一弾は「赤カブ」「ブルーベリー」「ルイボス」「抹茶」の4色を展開。自然な淡い色合いが特徴で、オンラインショップのほか、Tabio 全国26店舗で購入できる。

FOOD TEXTILEワッフルショートソックス(税込1320円)。右からブルーベリー、赤カブ、ルイボス、抹茶の4色

「FOOD TEXTILE」シリーズは現在、足袋ショートソックス、パイルショートソックス、アメリブショートソックス、ワッフルショートソックス、リブレッグウォーマーの5種展開で、色はそれぞれ4色用意されている。

「FOOD TEXTILE」シリーズで使われる糸は、専門商社の豊島が廃棄食材を再活用するプロジェクト「FOOD TEXTILE」の一環として開発された。同プロジェクトでは、豊島が15を超える食品関連企業や農園などと連携し、規格外の食材やカット野菜の切れ端などを買い取り、成分を抽出し、それを染料にして糸を染め上げている。

「赤カブ」は漬物の製造工程で余る赤カブの実、「ブルーベリー」と「ルイボス」は規格外品、「抹茶」は不揃いなものや残ったものなどが活用されている。

環境に負荷をかけない靴下づくり

yoshida

吉田 広子(オルタナ副編集長)

大学卒業後、米国オレゴン大学に1年間留学(ジャーナリズム)。日本に帰国後の2007年10月、株式会社オルタナ入社。2011年~副編集長。執筆記事一覧

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キーワード: #SDGs

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