衣類のリサイクルで失業者の社会復帰めざす:仏

フランスの街角に「ル・ルレ(拠点)」と書かれた大きなボックスがある。不要な衣類や靴を入れると、ル・ルレ社が回収に来てリサイクルする仕組みだ。慈善団体エマウスグループの一員であるル・ルレ社は、リサイクル事業を通じて失業者を社員として雇い、希望する職種に就けるように研修まで請け負う。(羽生  のり子=パリ)

パリ区の店の責任者アイトさん

フランスには衣料のリサイクル店が多い。中でも全国的に広がっているのが「エマウス」グループに属する店だ。エマウスは社会運動家として知られたカトリックの司祭・故アベ・ピエールが、社会から疎外された人々が貧困から脱出し、社会復帰できるようにと始めた運動だ。その後NGOになり、世界中に広がった。

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羽生 のり子(在パリ編集委員)

1991年から在仏。早稲田大学第一文学部仏文卒。立教大学文学研究科博士課程前期終了。パリ第13大学植物療法大学免状。翻訳業を経て2000年頃から記者業を開始。専門分野は環境問題、エコロジー、食、農業、美術、文化。日本農業新聞元パリ特約通信員、聴こえの雑誌「オーディオインフォ」日本版元編集長。ドイツ発祥のルナヨガ®インストラクター兼教師養成コース担当。共著に「新型コロナ 19氏の意見」(農文協)。執筆記事一覧

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キーワード: #リサイクル

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