環境・倫理・デジタル化、ポストコロナの企業経営

学会「企業と社会フォーラム」(JFBS)は、2021年1月23日、日本と韓国・ロシア・タイ・インドネシア・台湾を結び、ポストコロナ時代のサステナビリティ経営をテーマとした国際オンラインシンポジウムを開催致しました。

多様な国・セクターからの100名を超える参加申込のもと多くの方々にご参加いただき、パンデミックが企業レベルおよび国レベルでどのような影響を及ぼしたのか、企業と政府はどのように効果的な対応を行えばよいのか、企業は諸課題に取り組む上でどのようにステイクホルダーと協働すればよいのか、考え議論する場となりました。(企業と社会フォーラム事務局=齊藤 紀子)

はじめに司会のJFBS会長・谷本寛治(早稲田大学商学学術院商学部教授)より、次のような問題提起がなされました。

いま世界経済は新型コロナウイルスにより大きなダメージを負っています。同ウイルスは企業活動にどのような影響をもたらしたのでしょうか?各国企業はポストコロナ時代にステイクホルダーとの関係をどのように再構築していけばよいのでしょうか?

コロナ以前からCSRやサステナビリティ課題、グローバルリスクに積極的に取り組んできた企業は概して、コロナ禍における困難な状況にも積極的に対応することができており、株主に対しても組織のレジリエンスを示すことが出来ています。

CSR/サステナビリティ経営には中長期的視点とステイクホルダーとの良好な関係が必要となりますが、これらはポストコロナの経営においても必要となります。

この問題提起を受けて5人のスピーカーより報告がなされ、報告後には参加者も交えて活発な議論が行われました。

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齊藤 紀子(企業と社会フォーラム事務局)

原子力分野の国際基準等策定機関、外資系教育機関などを経て、ソーシャル・ビジネスやCSR 活動の支援・普及啓発業務に従事したのち、現職。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了、千葉商科大学人間社会学部准教授。

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キーワード: #サステナビリティ

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