*この記事は6月5日(土)から有料記事になりました。オルタナの有料会員コミュニティ「SBL」(月額990円)にご加入頂くと有料記事が読み放題になります。有料記事一覧はこちら
■編集長コラム
米コンデナスト社が最近、サステナビリティをめぐる用語の使用について再考したそうです。(WWD記事:「『地球に優しい』って本当? ビューティ誌「アルーア」がサステナビリティについて幾つかの表現を廃止」)
記事によると、「多くのプラスチックの容器がリサイクル可能ではあるものの、実際9%ほどしかリサイクルされていないという報告をもとに、『リサイクルが可能なプラスチック』という言葉の使用をやめる」とのことです。
このほか、「地球に優しい」「環境に優しい」「エコフレンドリー」「生分解性」などの表現も、雑誌内での使用を禁止にするそうです。
「生分解性は微生物の働きによって製品や素材が無機物まで分解されることを指すが、この働きに時間の制限を明記していないことや、ほとんどのゴミ処理に使われる埋立地には分解に要する十分な酸素が足りていない」(同記事)
「地球に優しい」「環境に優しい」という言葉は、オルタナも創刊以来、使用禁止にしています。「優しい」という言葉が科学的でないのが最大の理由ですが、そもそも「地球に優しい」とはどういう意味なのでしょうか。
ここで思い出すのが、元サッカー日本代表監督の岡田武史さんとのインタビューです。2010年と、かなり前の取材ですが、その内容は今でも埃をかぶっていません。