タリバンに追われたアフガン難民が自撮り映画

米軍がアフガニスタンからの撤退を進めるなか、反政府武装勢力タリバンが首都カブールを制圧し、8月16日朝、政府に対する勝利を宣言した。これにより、数百万人単位の難民が発生すると見込まれている。9月11日から日本で公開されるドキュメンタリー「ミッドナイト・トラベラー」は、こうしたアフガン難民の実態に迫った映画だ。タリバンから死刑宣告を受けていた映像作家が、妻と娘2人を連れ、アフガニスタンを脱出し、欧州を目指す旅路を記録した。(在パリ編集委員=羽生のり子)

難民宿舎で空を撮影する長女のナルギス (c)2019 OLD CHILLY PICTURES LLC.
hanyu

羽生 のり子(在パリ編集委員)

1991年から在仏。早稲田大学第一文学部仏文卒。立教大学文学研究科博士課程前期終了。パリ第13大学植物療法大学免状。翻訳業を経て2000年頃から記者業を開始。専門分野は環境問題、エコロジー、食、農業、美術、文化。日本農業新聞元パリ特約通信員、聴こえの雑誌「オーディオインフォ」日本版元編集長。ドイツ発祥のルナヨガ®インストラクター兼教師養成コース担当。共著に「新型コロナ 19氏の意見」(農文協)。執筆記事一覧

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