保険金に加えて義援金も、MS&ADの社会貢献

CSRリレーコラム(11)

企業のCSR担当者によるリレーコラムを始めます。参加するのは、12社のCSR担当者の皆さん。SDGsや脱炭素など、サステナビリティの潮流は高まるばかりです。CSR活動もますます重要になっています。各企業の担当者には、「自社の一押し活動」から日々の悩みなどを書いていただきます。第11弾はMS&ADインシュアランスグループホールディングス サステナビリティ推進室の城千聡さんです。

*CSRリレーコラム参加企業一覧
フジテレビジョン
リコージャパン
日本航空
セブン&アイ・ホールディングス
リクルート
千代田化工建設
帝人
トヨタ自動車
ゴールドマンサックス証券
三菱地所
ミツカン
MS&ADインシュアランスグループホールディングス

「被災」の大変さを目の当たりにする保険会社だからこそ

保険会社グループとして、災害発生時にまず行うべきことは決まっています。お客さまに一刻も早く保険金をお支払いすることです。その過程で、被災された方の大変さを社員の多くが感じています。本業以外でも、お見舞いの気持ちをお送りしたい。そうした気持ちで、グループ一丸となって行っているのが、災害時義援金マッチングギフト制度です。(MS&ADインシュアランスグループホールディングス サステナビリティ推進室=城千聡)

社員の寄付額に会社が同額を上乗せし、寄付しています。2004年の制度開始以来、累計寄付数は約100件、寄付総額は7億円を超えました。

災害時義援金マッチングギフト制度

はじまりは、手作りで。あるものに穴をあけた募金箱から

社会貢献活動に取り組み始めた1991年、雲仙普賢岳の噴火災害が起きました。お菓子の空き缶に穴を開けて作った募金箱を会社の入り口に置き、社員に呼びかけたのが当社グループの義援金取組のスタートです。

その後給与から天引きするシステムを構築し、しばらくは社員のみの寄付を行っていました。阪神・淡路大震災とアメリカ同時多発テロ事件では会社も義援金を送りましたが、CSRの考えが広まる中で、会社も寄付するしくみを作ろうということになりました。そしてできたのが現在の制度です。

手間は5倍以上…?

国内の災害では、被災規模に関わらず、災害救助法が適用され、都道府県レベルで募集が行われるすべての災害で寄付を行っています。今年度も7月豪雨と8月豪雨ですでに2回募集を行いました。会社からの寄付だけであれば、申請と振込でほとんどの業務は終わります。

しかし給与天引きの現システムでは、社員への呼びかけから集約したデータのチェック、社員に預り証を発行するための税務署との調整など手続きは増えます。関わる担当者全員の業務時間を計算すれば、10倍以上かもしれません。しかも、災害はいつ起こるかわからないので、繁忙期に募集が重なることもあります。正直…大変なことも多いです。それでも、私は今のしくみが好きです。

被災地で社員がボランティア活動を行うことも
豪雨により水に浸かった荷物の運搬作業

受け取る立場から送る立場へ

私は当社に入社するまで、赤い羽根の中央共同募金会で働いていました。まさに義援金をお預かりするところです。義援金を集める立場になってみて、改めて一人ひとりの寄付が積み重なった重みを感じています。

毎回必ず寄付している社員が多くいます。社員それぞれの気持ちがつまった寄付に、会社が思いを上乗せする。手間は増えても温かい、今のしくみをこれからも続けていきたいと思います。