株式会社オルタナ(代表取締役・森 摂)と一般社団法人CSR経営者フォーラム(会長・徳江倫明)は、「サステナブル★セレクション」第5期★(一つ星)の公募を行い、その中から30件を選定しましたのでお知らせします。

「サステナブル★セレクション」とは、サステナブル(持続可能)な理念と手法で開発された製品/サービス/ブランドを選定して、オルタナが推薦する仕組みです。選定した製品/サービス/ブランドは、オルタナ誌面やウェブサイトでご紹介します。最優秀の三つ星(★★★)は2022年9月17日に開く選考委員会で審査の上、表彰いたします。

協力企業からの応援メッセージ

サステナビリティ推進部長 宮下 真紀子様

【ご協賛】株式会社三越伊勢丹ホールディングス
     総務統括部 サステナビリティ推進部長
     宮下 真紀子様
 
三越伊勢丹グループでは、豊かな未来の実現を目指し、「think good」という合言葉のもと、百貨店の本業を通じたサステナビリティ推進活動に取組んでいます。
「think good」には、私たちの目指す未来へ向けて「想像力を働かせ、真摯に考えることからスタートする」という想いを込めています。
サステナブル★セレクションでは、製品・サービス提供側の考える「豊かな未来のビジョン」を感じられる素晴らしいお取り組み、真摯にサステナブルな開発に向き合った新たなお取り組みを知ることができます。読者が志を同じくする仲間を発見する場であり、先を行く企業様に学ぶ場であり、貴重な機会であるサスセレが今後も拡散・拡大していくことを期待しています。

上高地帝国ホテル

【ご協力】株式会社帝国ホテル 様
帝国ホテルは「ラグジュアリ―とサステナビリティの両立」を掲げ、お客様とともに持続可能なホテルを「共創」することを目指しています。中でも長野県にある上高地帝国ホテルは、サステナブルなホテルの象徴として、新たな歴史を歩み始めました。2022年よりホテルから排出されるCO2を実質ゼロで運営、客室アメニティをプラスチックから竹製・木製に変更、送迎ハイヤーに燃料電池車を採用など、人にも環境にも未来にもやさしいホテルへと歩を進めています。
サステナブル★セレクションは、各社の渾身の取り組みが揃い踏みする知恵袋と言えます。帝国ホテルでも新たな商品やサービスの価値創造へのアイデアとして学ばせていただきます。

サステナブル★セレクション第5期★(一つ星)の製品/サービス/ブランド(30件)

※順不同

Menary「エシカルリップBENI」

脱プラリップ女性支援も
海洋汚染問題などに対応するため、完全プラスチックフリーのリップを商品化。売り上げの一部は女性の自立支援(日本国内の「生理の貧困」解消、東南アジアでの識字率向上など)に充てている。ムスリムフレンドリーでヴィーガン対応、動物実験をしないクルエリティフリーにも配慮し、商品を手にすることでエシカル消費を体験できる。

WAcKA「Tシャツ アップサイクルヤーン iTTo」

Tシャツを手芸糸に再生
廃棄予定の新品Tシャツを手芸糸にアップサイクルする。エネルギーを極力使わず、すべて福祉作業所で製造した。あえて手芸糸という半製品の販売で、編み物を楽しみながら大量廃棄衣料の削減に参画してもらう。大量廃棄の根本原因について考えてもらうことも狙いだ。2017年から約6万枚のTシャツを活用し、12㌧分のCO2排出を削減してきた。

ラクパイ「CacaoShares」

希少カカオでチョコ製造
ベネズエラ・パタネモ村で絶滅の危機に瀕したカカオ豆と和三盆糖を使ったチョコレートを製造・販売する。岡山県の「石挽カカオ」とコラボし、NPO法人で働く地元スタッフと丁寧に作り上げ、シリアルナンバーを入れた限定商品。購入ごとにパタネモ村に新しいカカオの苗木が贈られ、産地の環境保護や気候変動問題の解決に貢献する。

日本リユースシステム「古着deワクチン」

古着の片付けワクチン支援に
衣類や雑貨などを簡単・便利に片付けられる「お片づけキット」の販売を通し、古着リユースやワクチン支援などに貢献している。集めた衣類はカンボジアを中心に海外の必要な人たちに提供、ワクチンは1点の利用ごとに5人分のポリオワクチンをバヌアツやラオスなどの子どもたちに寄付。キットのデザインには障がい者アートも取り入れている。

エコハイテクコーポレーション「消臭シリケート」

浄水発生土を消臭浄化
浄水場で水道水を作る際に出る「浄水発生土」を加工、再資源化した消臭・浄化材を販売する。畜産用の浄化槽の消臭・浄化やコンポストの発酵促進材、メタン発酵バイオマス発電の副資材などに利用可。消臭塗壁材にすれば化学物質を吸着し、パネル化して仮設トイレや介護用トイレの脱臭にも使える。自然由来の原料なので生物への安全性も高い。

crossDs japan「AYAME」

専用木型で無駄な靴ゼロ
一人ひとりの足を3D計測してその人専用の木型(靴型)を作るオーダーメイド3Dシューズ。これを活用して足に合わない靴をなくし、無駄な生産をゼロにする。さらにメンテナンス付きのサブスクリプション(定額)で提供し、靴を長く履いてもらう。靴型の素材はトウモロコシ由来のPLA樹脂。獣害駆除された害獣のジビエレザーを使う取り組みも。

SKYAH「Proudly from Africa(プラウドリー・フロム・アフリカ)」

商品で伝えるアフリカの哲学
アフリカの人々が誇りを持って手がけるブランドや商品を、創業哲学や背景ストーリーとともに紹介するオウンドメディアを運営する。サイトから商品の購入も可能。現地メーカーとは100%前払いで取り引きし、雇用や暮らしの改善につなげている。モノカルチャー経済構造を脱し、持続可能な開発を自らの手で進めようとする作り手たちの動きに伴走している。

ディアベリー「ディアベリー」

鹿革を製品に害獣問題訴求
野生の鹿革を使用した財布やがまぐちなどのレザー製品を企画・販売する。害獣として管理・捕獲される野生の鹿を焼却処分することを抑制し、「命を最大限いただく」ことを促進。生態系や農林業、交通における持続的な対策も可能にする。1頭の鹿から鹿革製品10個分ができるが、その費用は鹿肉処理施設やその先の捕獲者へも支払われている。

TTU「オーガニックライオット」

持続性追求 NZの化粧品
ニュージーランドで人気のサステナブルを追求したスキンケアブランドを展開する。世界で認められたオーガニック成分を使い、ヴィーガンやハラールなど8種の品質認証を取得。外箱は再生紙に点字を施し、チューブは再利用樹脂製で最後まで使い切れる真空構造となっているなど、サステナブルの「手本」として日本でも知られることを意識している。

テクノラボ「buoy(ブイ)」

海洋プラからマスターピース
海岸に漂着した海洋プラスチックごみを材料にしたプロダクトブランド。各地で海洋ごみを回収するボランティア団体から買い取った複数のプラスチックを混ぜて成形。偶然集まった色で構成されるマーブル模様を生かすことで、プラスチックは均質でいくらでも替えが利くものという概念を覆し、唯一の柄として長く大切に使ってもらえることを目指す。

豊和「MiYO Organic竹歯ブラシ&歯磨きペーパー™️」

機能性も重視 竹歯ブラシ
持ち手部分に竹、ブラシ部分にはバイオ由来のナイロンを採用した「竹歯ブラシ」と、歯磨き粉をペーパー状にした「歯磨きペーパー」を開発。個人向けだけでなく、ホテル向けに「捨てないアメニティ」としても展開している。デザインも歯科衛生士と共同開発し、磨きやすさの機能にもこだわり、毎日使うものからサステナブルな選択肢を提供する。

ピュアボックス「猫は地球を救えるか?(仮)はぎれネズミ大作戦」

繊維産地救うはぎれネズミ
はぎれや残反などの未活用繊維・廃棄繊維を活用し、各産地の縫製職人がネズミを製作。それを使って日本中の猫が遊ぶことで経済が動き、「地球を救える」と考えるユニークな取り組み。岡山や愛媛、愛知、石川、群馬など繊維産地7エリアの9社が協業。生地や縫い方の違いで地域色が楽しめるとともに、各産地の活性化につながることも期待されている。

ケルン「ツナグパン」

売れ残りパン 買えば特典
神戸市のベーカリーチェーン店で売れ残った商品の中から、食中毒リスクが低く傷みにくいものを10〜20個詰め合せにして、製造翌日の開店から閉店まで販売。購入者にはチェーン全店で使える100円相当の「エシカルコイン」をプレゼントしている。コインは提携支援先の福祉施設にも贈っており、フードロスの削減と社会的弱者の自立支援にも貢献している。

杉本商店「SUGIMOTO shiitake」

国産しいたけ 生産者に寄り添う
宮崎県・高千穂郷の原木栽培しいたけを扱う専門問屋。1954年の創業以来、「生産者とともに働く」を経営理念とし、近隣の生産者約650軒が持ち込む干ししいたけをすべて現金で買い取っている。それを国内販売はもちろん、欧米にも輸出して市場を拡大。近隣の福祉施設に「駒打ち」作業の一部を委託することで生産者支援や自立支援にも貢献している。

BALIISM Japan「バンブー歯ブラシ for kids」

竹製歯ブラシ 子ども用も
昨年の本賞を受賞した竹製歯ブラシの大人用をベースにキッズ用を開発。大人用同様、竹の質感を活かした丸型とコンパクトな平型の2種類展開で、6~12歳の子どもが使いやすいサイズに仕上げた。ヘッドは小型で、奥までしっかり磨ける形状。ブラシ部分は植物由来のひまし油から生産されたバイオマスブラシを採用、柔らかめでやさしい磨き心地を実現した。

BALIISM Japan「バンブーカトラリー シリーズ」

天然竹100%のカトラリー
天然竹100%から作ったカトラリーセットを販売している。スプーン、フォーク、ナイフ、ストロー、箸を用途に応じて選べる4シリーズ展開。「自然から生まれ、自然に還る」というコンセプトから耐水性向上・防カビには植物油を染み込ませている。コットン製の収納ポーチが付属し、ステンレス製のカトラリーに比べて3分の1ほどの軽さで外出に最適。

WATARUブリッジ「【Made in TSUBAME認証】純チタン製舌みがき

舌みがきから 脱プラ貢献
口臭の原因ともなる舌の汚れ「舌苔」の除去を目的としたU字型舌みがきを製造・販売する。使い捨てではなく、純チタン製なので半永久的に使え、オーラルケアから脱プラに貢献できる。材料の切断や研磨、金型による成形、デザインの焼付、最終検品などの全工程を各エキスパートが担い協業し、滑らかな舌触りの極上の使用感を持つ舌みがきとなっている。

mayunowa「mayunowaシリーズ(基礎化粧品)」

肌と環境に少負担の化粧品
「肌と環境への影響を最小限にとどめる」基礎化粧品を開発する。シルクを主体とした生体親和性のある材料をベースに、シリコン・ポリマー類や過剰な油分、石油由来成分など肌に負担を掛ける成分を排除したことで、使用後の容器の中身を水で簡単に洗浄可能。容器の80%を回収し、その約半分はリユースボトルを使った商品として限定販売している。

ユーグレナ「lavita ORGANICS(ラビタ オーガニクス)」

世界基準のケア商品 子ども支援も
世界基準のコスモス・オーガニック認証に基づいたオーガニックケア商品を開発している。ブルキナファソのシアバターやガーナのホホバなどのフェアトレード原料を積極的に活用。売上高の一部は「ユーグレナGENKIプログラム」として、豊富な栄養素を持つユーグレナ入りクッキーをバングラデシュの子どもたちに無償配布するための協賛金としている。

オズマピーアール「瀬戸内造船家具」

造船の足場板  家具に再生
愛媛県の地場産業である造船業で、職人の命を守る足場板として使用されてきた廃材をテーブルや椅子などの家具に再利用する。大量生産品や高級家具にはない個性が詰まった世界に一つの家具。地元と造船会社と工務店、東京のPR会社という異業種の3社がそれぞれの得意領域を活かしながら共同運営し、地域産業のPRや連携、資源の循環を実現する。

エイチラボ「ピュア・サボーテ/ハピハピ洗顔ソープ」

四つ葉から石けん 動物保護も
愛知県田原市の縁結びスポット「恋路ヶ浜」で福祉施設の人たちが育てた四つ葉のクローバーほか、オーガニック認証のアルガンオイルやシアバターなどの美容成分を92%以上配合した洗顔石けんを製造・販売。動物保護活動を行っている企業とのコラボデザインで、販売価格の一部を活動に寄付。環境や動物もハッピーになれるサステナブルな商品を届ける。

和のかし 巡「和のかし 巡」

体の「巡り」 促す和菓子
健康とは体内の血液の循環がよいことと捉え、「巡り」を促す自然の摂理に則った素材にこだわる新感覚の和菓子を製造・販売している。甘味は血糖値を上げにくいとされる有機アガベシロップのみ。有機栽培、自然栽培の素材を最大限使い、無添加、ヴィーガン、グルテンフリーでアレルギーの人でも楽しめ、かつ栄養バランスを考えた商品作りをしている。

上向き「SOYCLE(ソイクル)」

高栄養価の大豆ミート
うまみと栄養価を最大限に引き出す発芽大豆を使った「大豆ミート」の新ブランドを立ち上げた。牛肉の生産に比べて水1.5㌧、温室効果ガス5.4㌔の削減につながる上に高タンパク、低脂質、食物繊維入りで栄養価はしっかり。同梱ツール(季刊誌)やウェブサイトで環境問題や環境配慮のサービスを紹介し、「気づき」の機会も創出している。

ファーメンステーション「FERMENSTATION」

未利用資源 多様に生かす
休耕田で育てたオーガニック米や食品製造過程で出る副産物などの未利用資源を、岩手県の自社工場でエタノール化。その過程で出てくる発酵粕「米もろみ粕」も化粧品原料にしたり、地元農家が鶏や牛の飼料に使ったりしている。女性が代表を務め、取締役も4割が女性。地域に多様性を創出し、魅力的なコミュニティー作りに貢献している。

デル・テクノロジーズ「循環型設計のデル製品」

PC梱包材 100%再生材に
PC機器製品全般と関連商品で循環性を考慮した製品開発と設計に取り組んでいる。製品設計、構築、使用、使用後の再販やリサイクルサービスから廃棄、部品再生を含めた各段階でごみを減らし、既存廃棄材を再生する取り組みを推進。2030年までに製品部材の50%以上、梱包材の100%をリサイクル素材または再生可能な素材にすることを目標にしている。

鈴木牧場「人と牛の命を育む循環型酪農」

十勝の自然 生かした酪農
北海道・十勝の自然や生態系と調和した循環型酪農で持続可能な農業に取り組んでいる。2度の家畜伝染病被害を機に輸入配合飼料の使用をやめ、地元で処分に困っている豆のくずやそばの殻、規格外野菜などを引き取って堆肥化し、牧草地に還元して牛のえさとしている。これらの工夫により国内初の生乳・牛肉・鶏卵の3項目で有機JAS認証を取得した。

架け箸「架け箸」

中東の手仕事 販売で支援
中東パレスチナから、地域に根差した手仕事の製品を直接仕入れて販売している。オリーブ畑で実を付けなくなった樹や枝から作る「オリーブの花咲くお箸」や、社会経済的な制限のある中で起業した女性デザイナーによる「アップサイクルのトートバッグ」など。販売だけでなくイベントも企画し、多角的に文化理解と認知度が高まるよう試行錯誤している。

SITEC「フラワーベッド・ベース」

都市型花壇で 街に豊かさ

国産木材を使った都市型花壇を手掛ける。受注生産で要望に合わせたデザイン・塗装を施して販売。都市空間に木質素材を添えることで「まちの顔」に豊かな情緒を育み、都市緑化を促進させるとともにヒートアイランド現象などの軽減を試みる。海外の森林違法伐採の阻止や国内の森林木材利用の促進、プラスチック産業廃棄物の削減なども目指す。

大川印刷「脱炭素社会を実現するCO2ゼロ印刷」

印刷全体で 環境負荷削減
原材料の調達から印刷、その印刷物の使用から廃棄、リサイクルまで、全てのバリューチェーンを見た上で環境負荷を削減していく真の「環境印刷」に取り組む。自社工場は再生可能エネルギー100%で稼働、石油系溶剤をまったく使わない「ノンVOCインキ」を印刷の99.9%で使用。インキ製造会社との取引にはカーボンオフセットも導入している。

アミカテラ「modo-cell(モドセル)」

自然に還る プラ代替素材
プラスチック代替素材の「モドセル」の主原料は竹などの植物繊維。常温の土壌下で生分解するので自然に負荷をかけない。竹に限らず、様々な植物繊維を原料として活用できるため、植物残渣の有効利用になる。石油由来プラスチック用の金型、成型設備で成形できるため、ストローや食器、使い捨て容器など、多くのプラスチック製品をモドセルで代替できる。

「サステナブル★セレクション」第5期★の製品/サービス/ブランドのご紹介は、サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」69号(6月末発売)に掲載いたします。

[サステナブル★セレクションの審査基準]

サステナビリティ/CSR経営やSDGs(持続可能な開発目標)、脱炭素、サーキュラーエコノミー(循環経済)、格差是正などの理念の下、サステナブル・エシカルな設計思想を反映した製品/サービス/ブランド。特に、環境や人権、健康への悪影響を減らしたり、国内外の格差是正に資する取引手法など、生産から販売までを一貫して管理し、オルタナ編集部が社会にお勧めできると判断したサステナブルな製品/サービス/ブランド。
※基準を満たし、サステナブル・セレクションに認定された企業でも、法令違反や重大なコンプライアンス違反が起きた場合は認定を取り消します。