イタリアで実用化「CO2バッテリー」の可能性は

太陽光や風力のような再生可能エネルギー電力の弱点は、出力制御ができないことだ。再エネ電力は日が照っているとき、あるいは風が吹いているときしか発電できず、必ずしも需要に合わせて発電できるわけではない。そこで必要になるのが、再エネ電力を貯蔵し、必要なときに使えるようにする蓄電技術だ。イタリアでは、温室効果ガスとして「悪者扱い」されているCO2を活用した蓄電システム(CO2バッテリー)の研究が進む。(オルタナ客員論説委員・財部明郎)

CO2が液化する原理を蓄電に活用
takarabeakira

財部 明郎(オルタナ客員論説委員/技術士)

オルタナ客員論説委員。ブロガー(「世界は化学であふれている」公開中)。1953年福岡県生れ。78年九州大学大学院工学研究科応用化学専攻修了。同年三菱石油(現ENEOS)入社。以降、本社、製油所、研究所、グループ内技術調査会社等を経て2019年退職。技術士(化学部門)、中小企業診断士。ブログでは、エネルギー、自動車、プラスチック、食品などを対象に、化学や技術の目から見たコラムを執筆中、石油産業誌に『明日のエコより今日のエコ』連載中

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キーワード: #自然エネルギー

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