国連は7月20日と21日の2日間、東京で「第3回パリ協定とSDGsのシナジー強化に関する国際会議」を開きます。1日目の20日には環境省の「グッドライフアワード」に関するサイドイベントがあり、SDGsビジネス賞を受賞した「八ヶ岳高原ロッジ」などの取り組みを紹介します。

八ヶ岳連峰を望む標高1500メートルの高原リゾート。ヒュッテの建物は国の登録有形文化財に指定

国際会議は国連経済社会局(UNDESA)と国連気候変動枠組条約(UNFCCC)事務局の共催で、会場は国連大学(東京・渋谷区)。20日の「グッドライフアワード」サイドイベントは、ズームによるオンライン形式です。

グッドライフアワードは「環境と社会によい活動を応援するプロジェクト」として始まり、2022年で10回目を迎えます。環境省が提唱する「地域循環共生圏」の理念を具体化する企業、学校、NPO、自治体、地域コミュニティ、個人の取り組みを「環境大臣賞」として表彰しています。

八ヶ岳高原ロッジは2021年、「第9回グッドライフアワード実行委員会特別賞(SDGsビジネス賞)」を受賞しました。

ロッジが所有する「八ヶ岳高原海の口自然郷」は広さ約200万坪(東京ドーム140個分)。1960年代はじめ、牛や馬の過放牧で治水能力を失った牧場跡地にカラマツを植えることから開発がスタートし、ホテル、音楽堂、別荘(約1400棟)からなる高原リゾートに生まれ変わりました。

定期的な環境調査により、302種の開花植物や192種の昆虫類を確認。中にはヤツガタケトウヒ(針葉樹)やオオルリシジミ(蝶)など、7種の絶滅危惧種も含まれます。荒れた高原を「自然と人と文化がふれ合う」リゾートに再生した約半世紀の取り組みが、SDGsに貢献する事例として「グッドライフアワード」を受賞しました。

イベント開催概要はこちら(環境省HP)