家具メーカーのワイス・ワイス(東京・渋谷)は9月8日、「WISE FORUM 2022」の第一弾として「日本の魅力、再発見。」を開く。国産材を中心に、トレーサビリティが明らかな「フェアウッド」で家具づくりを行ってきた同社の佐藤岳利COOと、日本中でモノづくりの現場を取材してきた高橋俊宏・ディスカバー・ジャパン社長/編集長が、地域の豊かさや魅力について語る。(オルタナ編集部)
ワイス・ワイスは、1996年の創業以来、森林資源の再生が管理されている木材(フェアウッド)にこだわって、家具作りを行ってきた。背景には、海外から輸入された安価な木材に押され、手入れが行き届かない森が日本各地にあること、熱帯雨林破壊を引き起こす違法な木材が日本にも輸入されていることがある。
そこで、ワイス・ワイスはトレーサビリティ(追跡可能性)を徹底し、山へ直接足を運び、地域の人たち、森を育てる人たち、職人たちと会い、「自然と人」「人と人」の関係を築くことにこだわってきた。
WISE FORUM は2013年にスタート。これまで、環境、社会、幸福、生活、教育などをテーマにシンポジウムを開催し、累計約1400人が参加した。
「WISE FORUM 2022」は全3回開催される。第1回のテーマは、「日本の魅力、再発見。」。2008 年の創刊時から、自ら日本中を駆け巡り、モノづくりの現場を取材してきたディスカバー・ジャパン高橋社長をゲストに迎える。
地域の豊かさや魅力をビジネス化して継続、発展させている数々の実例をもとに、未来をつくるヒントを再発見する。
「WISE FORUM 2022」はデザインハブ(東京ミッドタウン)で開催されるが、同時にオンライン配信も行う。合わせて、「WISE・WISE tools東京ミッドタウン店」家具スペース&ギャラリーでは、シンポジウムに関連した展示も行う。
申し込みはワイス・ワイスのウェブサイトから(参加費は無料で事前申し込み制)。