【フランス=プラド・夏樹】フランスのル・モンド紙は2日、サルコジ大統領がウサマ・ビン・ラディン容疑者の殺害について「テロリズムに対する勝利だが、脅威はまだまだ続く」と述べたことを伝えた。
フランスと縁が深いモロッコのマラケシュで4月29日に起こったカフェ自爆テロ事件がテロ組織アルカイダ系の犯行と推測されており、ウサマ・ビン・ラディン容疑者の殺害がテロの拡散につながることを警戒している。
一方、フランスの国防大臣は、昨年12月からアフガニスタンでタリバンに拉致されているフランス人ジャーナリスト2人の解放につながるとの希望的観測を明らかにした。