環境問題に取り組む社会起業家を支援する「E-idea(イーアイディア)」コンペティションの募集が始まった。2度目となる今回は、オーストラリア、中国など7カ国で同時開催する。優秀なアイデアには最大60万円の賞金が贈られるほか、専門家によるビジネス支援も行う。
イーアイディアコンペティションは、英国の国際文化交流機関であるブリティッシュ・カウンシルと、ロイド レジスター クオリティー アシュアランス リミテッド(LRQA)が共同で実施する。環境問題に貢献する若手の社会起業家を育成するのが目的だ。
今回は、環境問題を解決する革新的なアイデアで起業を目指す人を対象にした「スタートアップ賞」と、既存のプロジェクトをさらに発展させたい人を対象にした「ステップアップ賞」の2つの賞を設けた。
優秀なアイデアを持った最大6人には賞金(スタートアップ賞40万円、ステップアップ賞60万円)が贈られるほか、ブリティッシュ・カウンシルやLRQAなどの企業から、技術、ビジネス、マーケティング、ネットワーキングといった事業に必要な支援が受けられる。9月にインドネシアで開かれる研修やネットワーキングイベントにも参加できる。
前回の一等には、化石燃料素材製品に代わる持続再生可能な素材として、竹食器のブランディングとデザインと行うFUNFAM(ファンファン)の藤岡恒行さんが選ばれた。応募締め切りは7月3日まで。(オルタナ編集部=吉田広子)